肩こりは改善・予防が可能な症状です
頭の大きさの割に肩幅が狭いため、日本人は肩こりになりやすい骨格をしているといわれています。
中高年の方を中心に発症することが多いですが、今では若い方もデスクワークやスマホの使いすぎで、肩こりに悩まされています。
肩がこっている状態が当たり前になっており、もう改善できないと諦めている方も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、普段の姿勢や身体の使い方など、日常生活の積み重ねが肩こりの原因に考えられるため、適切に対処すれば改善していくことは十分に可能です。
ここでは、肩こりの原因や特徴、普段行えるケアの方法をまとめてあります。
長年の肩こりでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
-
目次
こんなお悩みありませんか?
- 肩こりが当たり前の状態になっている
- マッサージをしてもすぐに肩がこってくる
- 肩こりが気になって勉強に集中できない
- 肩こりは改善できないものと諦めている
- 肩がこる原因がよく分からない
- 肩こりに効くストレッチ方法を知りたい
肩こりの原因・特徴
肩こりは、おもに生活習慣の影響が考えられます。
症状への適切な対処や予防が行えるよう、ここでは肩がこる原因や引き起こされる症状についてご紹介します。
自身に当てはまる項目がありましたら、意識して改善していきましょう。
肩こりの原因
肩こりの考えられる原因は、次のとおりです。
●不良姿勢
背中の丸まった猫背では、前方に傾いた頭部を支えるために、首や肩まわりの筋肉が緊張してきます。
筋肉の緊張から肩まわりの血流が悪化し、肩こりにつながると考えられます。
・デスクワーク(パソコン作業)
・スマホの操作
・勉強、読書
・車の運転
など
とくに上記のようなシーンにて、姿勢が前のめりになる傾向にあります。
●ストレートネック
頚椎(首の骨)がまっすぐになった「ストレートネック」は、肩こりになりやすい骨格といえます。
本来の頚椎は、前側に緩やかなカーブを描いています。
湾曲によって重たい頭部を骨格でうまく支え、負担を軽減しているのです。
しかし、ストレートネックでは頚椎がまっすぐになっているため、頭を骨格ではなく周辺の筋肉で支える必要があります。
すると、首肩まわりの筋肉が緊張し、肩こりにつながると考えられます。
生まれつきのストレートネックもありますが、パソコン作業やスマホの操作などによる不良姿勢の影響で、骨格のゆがみが生じやすくなっています。
●同じ肩を使う
バッグや買い物袋など、利き腕ばかりで持っていませんか?
身体の片側ばかり使っていると筋肉への負担が偏り、肩こりを生じやすくなります。
●血流低下
血行が悪化すると、こり感や疲労感を生じる老廃物が排出されにくくなります。
血流低下を起こすのは、次のような原因が考えられます。
・冷え
身体が冷えると筋肉がこわばり、血行が悪化してきます。
冬の冷気はもちろんのこと、夏場の扇風機やクーラーの風にも注意が必要です。
・運動不足
運動不足では、筋肉の収縮、弛緩によるポンプ作用が十分に働かないため、血液が滞りやすくなります。
・筋力低下
筋力低下も、筋ポンプ作用が弱まる原因になります。
また、骨格を支える力が低下するため、不良姿勢にもつながりやすくなっています。
●眼精疲労
目の神経が乱れることで、肩への緊張につながる場合があります。
眼精疲労はおもに目の酷使によって生じる症状で、モニターの見すぎやスマホの長時間使用などが影響するといわれています。
肩こりの特徴
肩こりから引き起こされる症状は、次のようになっています。
●肩こりのおもな症状
肩の張り感や疲労感、重だるさなどが肩こりの特徴的な症状です。
とくにスマホのやり過ぎやパソコン作業など、同じ姿勢がつづく際に肩こりを感じやすくなります。
また、肩こりを放置して悪化させると、次のような不調をまねく可能性もあります。
・鈍痛
肩こりが酷くなると、首や肩まわりの鈍い痛みにつながる場合があります。
・首や肩の可動域制限
筋肉の柔軟性が低下しているため、可動域が制限されることがあります。
・腕をあげるとツッパリ感がある
・首が硬くて後ろを振り向けない
・上、下を向きづらい
など
・頭痛、めまい
肩こりでは、首や頭部の緊張も強まっています。
固まった筋肉で神経や血管が圧迫されることで、緊張型頭痛を引き起こす場合があります。
頭全体の締め付けられるような痛みや後頭部両側の痛みなどが、緊張型頭痛のおもな症状です。
また、頭部の血行不良によって、めまいを生じる場合もあります。
・しびれ
首や腕周辺には、神経の束が走行しています。
その神経が硬くなった筋肉で圧迫されて、腕や手のしびれを生じる場合があります。
・四十肩、五十肩
肩まわりの血行不良は、四十肩・五十肩の原因の1つに考えられています。
損傷の回復に必要な酸素や栄養素がうまく運搬されず、突然の炎症につながってしまうのです。
肩の強い痛みや可動域の制限(腕が上がらない)が、四十肩・五十肩の特徴的な症状になります。
・自律神経症状
筋肉のこりがストレスとなり、自律神経の乱れを生む場合があります。
自律神経のバランスが崩れると、不眠や疲労感、イライラ、便秘など心身のさまざまな不調につながる可能性があります。
肩こりの対処法・予防法
肩まわりの張り感や重だるさなどが気になっていると、仕事や家事などの支障になることが考えられます。
また、頭痛や自律神経の乱れなど、肩以外の箇所に問題が起きる可能性もあるため、早めに対処することが大切です。
ここでは、自身で簡単に行える肩こりへの対処法と予防法をご紹介していきます。
できる範囲で、日常生活に取り入れてみてください。
肩こりへの正しい処置を行いましょう
肩こりの解消には、次の対処法が効果的です。
●ストレッチ
肩まわりの筋緊張を緩和し、血流を促すためにはストレッチが有効です。
肩こりの改善には、次のようなストレッチ方法が挙げられます。
・キャット&ドッグ
肩幅、腰幅の広さで手と膝を床につき、四つん這いになります。
・頭を下げてへそを見るようにし、背中を丸める
・顔を上げて、腰を反るようにする
肩甲骨と骨盤を大きく動かすように意識して、上記の動きを交互に10回ほど繰り返してください。
・自分でできる肩甲骨はがし
背中側で指を組みます。
口から息をゆっくりと吐きながら、両腕を行けるところまで後ろに引いて10秒ほどキープします。
腕を後ろに引く際には、肩が上にあがらないように注意しましょう。
上記のストレッチを10回ほど繰り返します。
・タオルを使ったストレッチ
タオルの両端を持ち、両腕を上にあげます。
口からゆっくりと息を吐きながら、タオルが頭の後ろを通過するように両腕を下におろしていきます。
いけるところまで下ろしたら、10秒ほどキープします。
再度、両腕を上げます。
上記のストレッチを10回ほど繰り返します。
●温める
蒸しタオルやホットパックを首から肩、背中にかけて当てて温めましょう。
温めることで血流が促され、筋肉の硬さもほぐれてきます。
また、肩こりの緩和には、湯船に浸かる入浴もおすすめです。
38〜40度ほどのぬるめのお湯に、15分以上かけてゆっくりと浸かりましょう。
熱いお湯ではリラックスしにくい場合があるため、ご注意ください。
日頃のケアで肩こりのリスクを下げましょう
肩こりは慢性的になりやすい不調です。
日常生活に支障をきたさないためにも、未然に肩こりを防げるように予防法に取り組んでいきましょう。
●ストレッチ
肩こりの予防にはまず、身体への負担がかかりにくい正しい姿勢を目指すことが大事です。
正しい姿勢を維持するためには、骨盤まわりの緊張を緩めておくこともおすすめです。
・股関節のストレッチ
両方の足裏を合わせて座り、股関節を開いた状態にします。
両手で足をつかみ、肘で膝を下に押しながら上半身を前に倒していきます。
背中を丸めるのではなく、骨盤から前に倒すように意識しましょう。
・お尻のストレッチ
仰向けに寝て、片膝を曲げて両手で抱えるようにします。
曲げた膝を胸にぐっと近づけるようにして、お尻の筋肉をストレッチします。
反対側の足は伸ばしたままで、足の付け根部分がストレッチされることを意識しましょう。
●長時間の同姿勢を避ける
同じ姿勢が続くと、肩まわりの血行が悪化してきます。
デスクワーク中は30分〜1時間ごとに休憩をとるようにしてください。
休憩中は立ち上がって伸びをしたり、肩をぐるぐる回すなど、身体をなるべく動かすようにしましょう。
●アイケア
眼精疲労を緩和すると、首や肩まわりの緊張がほぐれやすくなります。
・蒸しタオルを置く
・ホットアイマスクの使用
・目のまわりを優しく押す、ほぐす
など
眼精疲労の回復には、上記のような方法があります。
●ストレスを溜めない
リラックスする時間を作り、ストレスをこまめに発散させるようにしましょう。
自律神経の乱れから、肩まわりの筋緊張につながる場合があります。
・友達とお出かけする
・ゆっくり入浴する
・軽く運動する
・映画鑑賞する
など
例えば上記のようなストレス発散方法があります。
気晴らしできる方法をいろいろと探してみましょう。
●規則正しい生活
自律神経が乱れないように、規則正しい生活を心がけてください。
また、栄養不足から肩こりにつながる場合があるため、バランスの良い食事をとるようにしましょう。
ひぐらしの里接骨院の【肩こり】へのアプローチ
多くの方はデスクワークなどで姿勢が悪くなり、ストレートネックや猫背だといわれた経験があるのではないでしょうか。
当院では、筋緊張の緩和に「手技」と「鍼灸施術」を行い、慢性的な肩こりを改善させます。
まさにそれが原因となって肩こりを引き起こすのです。
またひどい方ですと頭痛や吐き気なども生じることがあります。
施術では肩の筋肉だけをほぐすのではなく、「胸郭」(胸から背中の肋骨部分一帯)を意識してアプローチすることで肩こりの改善と肩こりになりにくい身にすることを目指します。
姿勢が悪くなるとこの「胸郭」が狭くなり、胸の筋肉や肩まわりの筋肉が緊張し、背中の筋肉は伸ばされて肩甲骨の位置も悪くなってしまいます。
また、これらの筋肉に関連し腕の筋肉まで影響を及ぼします。
日常生活中でみられる「強い筆圧」「食いしばり」や「歯ぎしり」も深い関係があります。
肩こりには上半身の大部分に原因や影響があるため、トリガーポイントを狙った手技と肩こりやそれに関連したツボを刺激する鍼灸施術を行い、症状改善を目指します。
著者 Writer
- 西山 朋希
- 役職:院長
生年月日:平成5年1月28日
出身:神奈川県相模原市
【Message】
患者様の症状に全力取り組ませてもらいます!
皆様には笑ってお帰りいただけるよう真摯に向き合う施術、明るいコミュニケーションともに心がけていますので、ぜひご来院下さい。
施術案内
保険施術
交通事故施術
鍼灸施術
肩甲骨はがし
症状
骨折・脱臼
腰痛
しみ・シワ・たるみ
当院のご紹介
ABOUT US
ひぐらしの里接骨院
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00~13:00 |
〇 |
〇 |
〇 |
9:00~ 13:00 |
〇 |
9:00~ 15:00 |
✕ |
15:00〜19:30 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ▲ | ✕ |
- お電話でのお問い合わせ
-
03-3806-7355
受付時間:平日 9:00-19:30/土曜 9:00-15:00※第1・3木曜、日曜日は定休日となります
アクセス情報
- 住所
-
〒116-0014
東京都荒川区東日暮里4-16-11
- 最寄駅
-
日暮里駅・鶯谷駅・三河島駅より徒歩10分
- 駐車場
-
無し