肩甲骨はがしで背中まわりをスッキリさせましょう
肩甲骨には上肢の筋肉がたくさん付着しており、動作の面でも土台となる骨格です。
背中や肩のこりがなかなか取りきれなかったり、姿勢が前かがみになっていたりする方は、肩甲骨の柔軟性が低下していることが考えられます。
肩や首のストレッチだけでは、症状の根本的な改善は難しいといえます。
ここでは、当院が行っている肩甲骨はがしの施術方法や改善が期待できる症状をご紹介しています。
とくにデスクワークの方に多い、猫背姿勢や肩こりなどにお困りの方は、ぜひご参照ください。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 背中が常にこり固まっている
- 腕を上げようとすると筋肉がつっぱる
- 肩こりを根本から改善したい
- 肩を揉んでもすぐに筋肉が硬くなる
- 意識しても背中を伸ばしにくい
- 猫背を改善してスタイルよくみられたい
肩甲骨について
肩甲骨の役割や重要性
肩甲骨は、どのような役割のある骨格なのでしょうか?
施術の内容についてみていく前に、まずは肩甲骨への理解を深めていきましょう。
●肩甲骨とは
肩甲骨は背中の上部にある、三角形の平たい骨です。
鳥の羽のように、左右で一対あります。
肋骨の上に浮いている状態であり、鎖骨のみで体幹とつながっています。
●肩甲骨の役割
肩甲骨は上腕骨と肩関節を構成しており、腕や肩の動きを補助する役割があります。
次のような方向に肩甲骨は動けるようになっています。
・肩をすくめる(挙上)
・肩を下におろす(下制)
・腕を外側にあげる(上方回旋)
・腕を後方に回す(下方回旋)
・腕を前に出す、背中を丸める(外転)
・胸を張る、肩甲骨を内側に寄せる(内転)
また、背中や肩まわり、腕、胸につながる筋肉が多数付着しています。
骨盤が下半身の土台であるならば、肩甲骨は上半身の土台といえるかもしれません。
●肩甲骨が硬くなる原因
肩甲骨は肋骨の上に浮いている状態になるため、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると、肩や背中の動きが大きく制限されてしまいます。
とくにデスクワークで前のめりの姿勢(肩甲骨が外側に広がった姿勢)が長くなると、肩甲骨まわりの柔軟性が低下しやすくなります。
また、肩甲骨には腕の筋肉も付着するため、スポーツやスマホの操作、パソコン作業などによる手の疲労で、前方に引っ張られてしまいます。
●肩甲骨が硬くなることでの影響
・姿勢が悪くなる
肩甲骨まわりが硬くなっていると背中が丸まり、猫背姿勢になってしまいます。
また、胸の緊張によって肩甲骨が前側に引っ張られることで、巻き肩にもなりやすいです。
意識しても背中を伸ばした姿勢をうまくキープできない場合は、肩甲骨の柔軟性が低下していることが考えられます。
・肩こりを起こしやすくなる
背中や首、肩まわりの緊張が強まり、血行が悪化することで、肩こりにつながりやすくなります。
また、上述したように姿勢も崩れてしまうため、肩こりの根本改善を目指すためには、肩甲骨の柔軟性を取り戻すことが重要になります。
肩甲骨はがしの施術内容、メリットについて
肩甲骨はがしとは
肩甲骨の硬さを放置していると、肩こりをはじめ、腰痛や頭痛などさまざまな不調を引き起こす可能性があります。
肩甲骨の柔軟性を取り戻していくためにも、当院では以下の方法で「肩甲骨はがし」を行っています。
●身体のチェック
施術の前に、まずは患者様の身体の状態をチェックします。
筋肉の硬さとともに、立位姿勢(猫背になっていないか、巻き肩になっていないかなど)や肩まわりの可動域を確認します。
当チェックには、肩甲骨が硬くなっている原因を探すとともに、患者様自身にもお身体の状態を確認していただく目的があります。
●施術
・手技
手技によるもみほぐしやストレッチで、肩甲骨の動きを固めている筋肉の緊張をゆるめます。
背中や肩まわりを中心に、首や腕など肩甲骨の動きに関与している筋肉を重点的にほぐします。
・鍼灸
自律神経の乱れや、深部の緊張に対しては鍼灸による施術を行う場合があります。
手技ではほぐしきれない緊張も、鍼灸によって緩和させることが可能です。
・運動療法
手技に限らず、肩甲骨のバランスをとるために運動療法も取り入れています。
施術者が抵抗を加えた状態で肩を動かしてもらったり、ゴムチューブを使用した運動を行ったりして、肩甲骨まわりの緊張をゆるめていきます。
●施術後のチェック
施術後、施術前と同様に姿勢や肩まわりの可動域を確認します。
一度の施術でも、効果を実感しやすくなっています。
しかし、日常生活での姿勢やくせによって肩甲骨は固まってくるため、単発の施術では元に戻りやすいです。
肩甲骨が緩んだ状態を安定させるためには、定期的な施術を推奨しています。
肩甲骨はがしの効果やメリットについて
肩甲骨まわりの柔軟性を高めることで、身体には次のような効果を期待できます。
●姿勢の改善
肩甲骨の動きをよくすると胸郭が広がるため、背中が伸びたキレイな姿勢を保ちやすくなります。
デスクワーカーに多い、猫背姿勢の改善が期待できます。
●見た目が若々しくなる
姿勢は見た目の印象に大きく関わります。
背中がスッキリと伸びると、見た目も若々しくなってくることが考えられます。
●気持ちが前向きになる
普段の姿勢とメンタルの状態はリンクしています。
肩甲骨がやわらかくなって胸を張った姿勢をとれるようになると、気持ちも前向きになることが考えられます。
●血流の改善
胸郭が広がると肺への圧迫が緩和するため、呼吸がしやすくなります。
腹式呼吸によって血液の循環が高まり、発痛物質の排出も促されてきます。
●疲労回復、集中力の向上
腹式呼吸が行えるようになると、身体に取り込める酸素量も増加してきます。
酸素摂取量が増えてくることで、疲労の回復や集中力の向上などが期待できます。
●可動域の改善
筋肉の柔軟性が高まるため、肩まわりの可動域が広がってきます。
腕を動かした際のつっぱり感が緩和するとともに、スポーツのパフォーマンス向上も期待できます。
●セルフケアも簡単
手技や運動療法に加えて、必要があればセルフケア方法や姿勢のアドバイスも行います。
やり方は簡単で、日常生活でも継続しやすくなっています。
施術とセルフケアを組み合わせることで、より肩甲骨まわりの柔軟性を維持できるようになります。
肩甲骨はがしで改善が期待できる症状
肩甲骨はがしを受けることで、次のような症状の改善が期待できます。
●肩こり
肩甲骨はがしによって、首や肩、背中まわりの緊張が緩んできます。
肩まわりの血行が回復し、老廃物の排出が促されるため、肩こりの改善が期待できます。
肩甲骨は、首や肩まわりの筋肉が付着する土台部分です。
そのため、肩甲骨が正常な位置に矯正されると、施術後も緊張が戻りにくくなります。
●腰痛
肩甲骨には腰につながる筋肉が付着しています。
そのため、肩甲骨はがしによって腰痛が緩和されるケースもあります。
●腕や手のしびれ
肩甲骨の柔軟性が高まると、胸や首の前側の緊張も緩んできます。
頸部や鎖骨、胸周辺を走行する神経の圧迫が緩和するため、腕や手のしびれがとれやすくなります。
●使いすぎによる肘や手首の痛み
肩甲骨の動きが良くなると、連動して腕や手首まわりの緊張も緩和してきます。
肘や手首にかかる負担が軽減してくるため、手の使いすぎから生じるテニス肘や腱鞘炎といった症状の改善が期待できます。
とくに繰り返し肘や手首、指の付け根を痛めている方は、肩甲骨はがしによって肩まわりの柔軟性を高めておくことをおすすめします。
●ストレートネック
肩甲骨が内側に寄ってくると、胸を張って頭部を後方に引きやすくなります。
そのことで、頭部が前方に傾いて生じるストレートネックの改善、予防が期待できます。
ストレートネックとは、頚椎(首の骨)の湾曲がなくなり、真っ直ぐになった状態を指します。
ストレートネックでは頭部の重みをうまく支えられなくなるため、首や肩のこりを生じやすくなっています。
●頭痛
肩甲骨はがしによって首まわりの緊張が緩み、頭部への血行が回復してきます。
その結果、後頭部や頭全体に痛みが生じてしまう緊張型頭痛の改善が期待できます。
姿勢が前かがみになる傾向があり、慢性的な肩こりや頭痛に悩まされやすいデスクワーカーの方に、肩甲骨はがしはとくに有効だといえます。
ひぐらしの里接骨院の【肩甲骨はがし】
当院では、”緊張”と”緩和”のバランスを意識した肩甲骨へのアプローチをします。
肩甲骨というのは肩の機能を最大限発揮するために重要な骨です。
肩甲骨自体は6方向に動きます。
(上方回旋/下方回旋、挙上/下制、内転/外転)
しかし日常生活ですべての動きを常に大きく動かす機会は多くありません。
そのため、動きが少ない=血行不良になりやすいといわれています。
また、肩甲骨が正しい位置にいないと背中が丸く猫背になったり、肩や腕などの周囲に筋肉が緊張し血行不良を助長し、こりや不調につながります。
骨盤の位置と同じように肩甲骨の位置も重要と考えます。
重力により肩甲骨は外側に落ちていきます。
内側の筋肉は伸ばされ硬くなってしまうため、「手技」と「鍼灸施術」を用いて、筋緊張の緩和を図ります。
ただ筋肉が緩んだだけでは状態は変わりません。
”収縮”という刺激を与えることで肩甲骨が内側に寄り正しい位置へと戻るとされています。
「運動療法」を行い、肩甲骨の周囲の筋肉のバランスをとることで姿勢や血行不良の改善に効果が大きく表れます。
肩甲骨の位置を意識することで、肩こりやデスクワーカー特有の姿勢などの改善に効果があり、症状改善につながります。
自宅でも簡単に行えるタオルを使用したセルフストレッチもお伝えします。
肩甲骨はがしの料金
※税込価格
肩甲骨はがし | 約20分 | 2,200円 |
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著者 Writer
- 西山 朋希
- 役職:院長
生年月日:平成5年1月28日
出身:神奈川県相模原市
【Message】
患者様の症状に全力取り組ませてもらいます!
皆様には笑ってお帰りいただけるよう真摯に向き合う施術、明るいコミュニケーションともに心がけていますので、ぜひご来院下さい。
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ひぐらしの里接骨院
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