日々のケアで腰痛を改善・予防しましょう
年齢や性別にかかわらず、多くの方が慢性的な腰痛に悩まされています。
また、現在腰の異常を感じなくても、身体への負荷が積み重なることで、どなたも腰痛になる可能性があります。
重たいものを持つ重労働をされている方が腰痛になることは、イメージしやすいかもしれません。
しかし、デスクワークで身体を動かさない方にも、腰痛が多くなっています。
ひとくちに腰痛といっても、考えられる原因はさまざまです。
自身に当てはまる腰痛を起こす要因がありましたら、意識して改善していくことが大切です。
ここでは、腰痛の考えられる原因や症状の特徴、日常で行える対処法、予防法を分かりやすくまとめてあります。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 腰の痛みで長い時間座れない
- 将来腰痛にならないか心配だ
- 腰の痛みによって起き上がれない
- 痛みだけではなくしびれも感じるようになってきた
- 腰痛に効くストレッチ方法を知りたい
- 腰痛を起こさないように予防したい
腰痛の原因・特徴
腰は土台として上半身を支えるとともに、歩行や走行、立ち上がりといった動作の起点にもなる部位です。
そのため腰の痛みを抱えていると、仕事や家事など日常生活へ支障が出ることが考えられます。
症状に対する適切な対処や予防ができるように、ここでは腰痛の原因について詳しくご紹介していきます
腰痛の原因
腰痛の考えられる原因は、次のとおりです。
●不良姿勢
デスクワークや車の運転、スマホの操作など、前かがみの姿勢は腰部への負担を強めます。
本来の背骨は、横から見るとS字になっています。
緩やかなカーブを描くことで、上半身の負担を分散しているのです。
しかし、不良姿勢では背骨の湾曲が崩れるため、脊柱まわりの筋肉の緊張が強まり、腰痛につながることが考えられます。
●長時間の同じ姿勢
身体を動かさない時間が長く続くと、姿勢を維持するために筋肉が緊張し続けることになります。
腰部の血行が悪化し、老廃物が蓄積することで、腰の痛みや疲労感を生じやすくなります。
●足底のバランスの乱れ
足の構造が崩れていると、足首、膝、股関節と連動してゆがみが生じてきます。
そして最終的に、腰部への負担につながることが考えられます。
・扁平足
足裏のアーチ(土踏まず)が潰れて、平らになっている状態です。
アーチには、接地時足にかかる衝撃を吸収する役割があります。
加齢や運動不足による筋力低下、足に合っていない靴の着用などが、扁平足のおもな原因に挙げられます。
・外反母趾
足の親指が小指側に向けて曲がり、くの字になった状態を指します。
アーチ構造が崩れているため、連動して下半身、腰への負担がかかりやすくなっています。
・甲高
足の甲が高くなっている方も、足への衝撃がうまく吸収できずに腰痛の原因になることがあります。
甲高になるのは、運動による足への過度な負荷や靴の影響が考えられています。
●オーバーユース
肉体労働やスポーツなどによる身体の使いすぎで、腰痛になるケースがあります。
とくに「前かがみ動作」「腰をひねる動作」にて、腰まわりの筋肉や背骨にかかる負担が強まってきます。
●精神的ストレス
ストレスによって交感神経が過剰に働くと、全身の筋肉がこわばってきます。
また、神経の昂りから睡眠の質も低下してくるため、腰まわりの疲労がうまく抜けず、腰痛につながりやすくなります。
仕事の重圧や環境の急な変化などが、ストレスが蓄積する原因に挙げられます。
腰痛の特徴
ケガや病気によって、腰痛が引き起こされるケースがあります。
●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎(背骨の腰部分)の間でクッションの役割をしている椎間板の一部が後方に飛び出し、神経を刺激した状態をヘルニアといいます。
腰の痛みをはじめ、お尻から足の指先にかけて痛みやしびれ、違和感などを生じる「坐骨神経痛」の症状がみられることもあります。
ヘルニアでは、前屈動作によって痛みが誘発される場合があります。
・デスクワーカーに多い不良姿勢
・反り腰(腰が過度に反った姿勢)
・フラットバック(腰椎のカーブがなくなり、背中がまっすぐになった状態)
上記のように、背骨のS字が崩れることで、椎間板にかかる負荷も強まりやすくなります。
●腰椎分離症、すべり症
腰椎が前後で2つに分離した状態を「腰椎分離症」、腰椎が前方にすべった状態を「すべり症」と呼びます。
偏移した腰椎が神経を刺激することで、腰の痛みにつながる場合があります。
成長過程(中高生)におけるオーバーユースで、腰椎が疲労骨折を起こし、分離したりすべったりすると考えられています。
分離すべり症では、腰を後ろに反らすと痛みが誘発されやすくなっています。
●圧迫骨折
高齢者に多いケガです。
「尻もちをつく」「転倒する」などで、急激な外力が腰椎に加わり発症します。
骨粗鬆症やがんの骨転移によって骨の強度が低下していると、より圧迫骨折を起こすリスクが高まります。
・仙腸関節痛
仙腸関節(骨盤後方にある関節)に炎症を起こした状態と考えられます。
身体のゆがみが、仙腸関節痛のおもな原因に挙げられます。
日常生活では「足を組む」「片足に体重をかけて立つ」といったくせがあると、仙腸関節にねじれの外力が加わり、痛みを生じやすくなります。
腰痛の対処法・予防方法
腰痛をそのままにしていると、ぎっくり腰や坐骨神経痛といった症状につながる可能性があります。
そのため、痛みや張り感を覚えましたら、できるだけ早めに対処を始めていきましょう。
また、腰痛の多くは生活習慣の積み重ねが考えられるため、日々のケアによって予防も可能です。
ここでは、腰痛の対処法と予防法を詳しくご紹介していきます。
腰痛への正しい処置を行いましょう
腰痛の緩和には、次のような対処が有効とされます。
●ストレッチ
腰痛の緩和には、足まわりのストレッチが有効とされます。
左右バランスよく、30秒ほどかけてゆっくりと筋肉を伸ばしましょう。
・ふともも前側のストレッチ
片方の膝を曲げて、かかとをお尻につけるようにします。
床に座っている状態、片足で立っている状態のどちらでも構いません。
そこから、上体を後ろに倒していくと、ふともも前側の筋肉を伸ばせます。
・ふともも裏側〜ふくらはぎのストレッチ
座った状態で片方の足を伸ばし、つま先を立てて天井に向けるようにします。
座るのは、椅子でも床の上でも構いません。
そこから、つま先に向けて上半身を前に倒していくと、ふともも裏側からふくらはぎにかけての筋肉を伸ばせます。
●おしりのセルフマッサージ
テニスボールを使用することで、簡単にお尻のセルフマッサージが行えます。
ストレッチと比較して、より筋肉の深い箇所を緩められます。
・仰向けに寝て、お尻の下にテニスボールを置きます(ボール状のものであれば何でも構いません)
・膝を軽く曲げ、股関節は外側に開くようにしてください(カエル足の状態です)
・体重を利用して、筋肉をほぐしていきます
仙腸関節(骨盤後方にある関節)のキワから、お尻の中央、骨盤の外側の筋肉まで満遍なくほぐすと、より腰痛の改善に効果的です。
ボールがなければ、ストレッチポールの上に乗って、同様にお尻の筋肉をマッサージしていく方法もあります。
●温める
腰の疲労感や張り感などを覚えましたら、入浴で身体を温めることをおすすめします。
38度ほどの少しぬるめのお湯に、15分を目安にゆっくりと浸かりましょう。
また、お風呂上がりの温まった状態でストレッチすると、より筋肉の緊張が緩和しやすくなります。
日頃の予防で腰痛のリスクを下げましょう
腰痛を起こさないよう、次のような予防を行いましょう。
●不良姿勢の改善
背中の丸まった姿勢になっていると、腰まわりの筋肉や背骨への負担が増加してしまいます。
次のポイントに気をつけ、不良姿勢の改善に努めましょう。
・立位、着座時にかかわらず、骨盤を立てる
・骨盤の上に上半身を乗せるイメージを持つ
デスクワークやスマホの操作など、集中していると姿勢が崩れやすくなります。
なるべく意識して姿勢を正すようにしてください。
●デスクワークの環境の見直し
猫背姿勢を防止するため、デスクワークの環境を一度見直してみてください。
具体的には、次のような注意点が挙げられます。
・両足裏が床につき、膝が90度になる椅子の高さ
・肘が90度でキーボード操作ができる、机の高さ
・目線の高さで画面がみれる、スクリーンの角度や高さ
など
また、同じ姿勢がつづくと、腰まわりの筋肉が固まってしまいます。
なるべく30分〜1時間おきに休憩を入れて、身体を動かすようにしましょう。
●寝具の見直し
枕やマットレスが身体に合っていないと、睡眠時に腰に負担がかかる場合があります。
・腰が沈みこみすぎない、硬めのマットレスを選ぶ
・クッションを入れる、抱き枕を挟んで横向きで寝るなど、骨盤の沈み込みを予防する
・仰向け時に膝の下に枕を入れる
上記のような予防法が挙げられます。
とくに寝起きに疲労感を覚える方は、枕やマットレスがあっていない可能性が高くなっています。
●ストレッチ、セルフマッサージ
痛みや違和感が出たときに限らず、対処法で挙げた足のストレッチを習慣的に行いましょう。
筋肉の柔軟性を維持しておくことで、腰痛の予防が期待できます。
また、足のストレッチに加えて、ボールを使った足裏のマッサージ方法もあります。
・ボールを床に置いてください。
・足の裏でボールを転がすようにして、足裏に刺激を加えていきます。
足の指の付け根から、土踏まず、かかとまで幅広くほぐしていきましょう。
外反母趾や偏平足などの改善・予防に効果的です。
姿勢は立位、座位どちらでも構いません。
ひぐらしの里接骨院の【腰痛】へのアプローチ
当院では、まずはじめに痛みがどこ(筋・筋膜、背骨の関節など)に出ているのか検査を行い、その上でなぜ痛みが出てしまうのか、身体のくせやバランスなどから原因をみつけます。
日常生活では猫背や足組み、長時間のデスクワークやスマートフォンなど姿勢による問題やそれに伴う筋力の低下などさまざまな原因が考えられます。
これらから「血流不足状態」になり、トリガーポイントと呼ばれる筋肉のしこりやこわばりが生じてしまいます。
トリガーポイントへは手技と鍼灸施術を用います。
表層の筋肉から深部までアプローチをし、筋肉のこわばりがとれることで血流の改善と痛みの緩和につながります。
また、痛みの原因となる部位と関わりのある(連結する)筋肉を施術することで、「痛い部位を揉むだけ」の施術と違い、無理なく筋肉の緊張が取り除かれ再発しづらくなることが期待できます。
日常生活を痛み無く過ごしてもらうため、症状に応じて包帯固定やコルセット、テーピングなどを行います。
当院では、自宅で行えるストレッチやセルフケアのやり方もお伝えしています。
著者 Writer
- 西山 朋希
- 役職:院長
生年月日:平成5年1月28日
出身:神奈川県相模原市
【Message】
患者様の症状に全力取り組ませてもらいます!
皆様には笑ってお帰りいただけるよう真摯に向き合う施術、明るいコミュニケーションともに心がけていますので、ぜひご来院下さい。
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